クハ5の整備記録その1

クハ5大修繕
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今回の内容

前回のクハ5の記事では活動開始前と掃除後の車内をご紹介しましたが、まずは開かない窓や腐った窓の仮整備の様子のご紹介です。記録では2006年頃。活動開始から4年ほど経過していますね。

この間は車体の錆止めや他の車両の作業も並行しています。各車ともかなり傷んだ状態からのスタートだったので、とにかく並行して応急処置をしながら、少しずつ前に進めるという時期でした。

窓枠を取り外すと・・・

寸法取りのために内装の化粧張りを外して、窓枠を取り外した状態です。たくさんのゴミが出てきました。

クハ5の窓は落とし窓というもので、その名のとおり、窓を車体の内側に落として開けるタイプの窓です。今では普通はお目にかからないものなので、開け方を知らない方も多いでしょう。

これだけゴミが詰まったり、窓枠が変形していると、窓も開かないはずです。

仮の窓枠を作る

多分フローリングの端材?を適当に仕入れて、薄いアクリル板を入れた仮の窓枠を作ります。ちゃんとしたものを作りたかったのですが、当時はこだわる余裕もなく。まずはサンプルをとりながらある程度の復元を目指すということでした。

仮にはめてみると、それらしくなるものです。まだブルーシートや板で、雨が吹き込まないようにしています。

次回

窓が何とかなれば雨風の心配をしなくてよいので、やっと内装の整備にかかれます。

コメント

  1. 松本隆 より:

    現在の鉄道車両の主流は下降窓ですけど、落とし窓はまた別物ですからね。
    ちなみに阪急ではご婦人の髪の毛が挟まれないようにと上昇窓をやめたというエピソードがあるそうです。

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