はじめに
活動開始からいろいろなことがありつつも、2022年7月に大規模な修繕を終えました。ぱっと見は「色塗っただけじゃない?」と思われそうですが、そう見せるのが保存作業でもあるので、悩ましいところです。
そんなクハ5号の大規模修繕の過程を、シリーズでご紹介していきます。
普段は見ることのできない鉄道車両の造りや、DIYに役立つ情報も満載かもしません。
クハ5号とは?
クハ5号は昭和6年、日本車輌で製造された、下津井電鉄の自社発注車輌です。
元々はガソリンカーで「カハ5」を名乗っていましたが、昭和24年の電化に伴って電車に改造され、「クハ5」となりました。
活動開始前
下津井みなと電車保存会が活動を開始する前、2002年1月頃の画像です。このときで廃止から11年が経ち、もはや何色なのか?という状態ですね。窓ガラスは割れ、錆びて穴が開いて・・・という状態
車内はボロボロで動物の死体が散らばっているような状態で、簡単に掃除したのが写真の状態です。室内灯のカバーも2つ欠品がありますね。
一部の窓枠は開けようとすれば崩れそうです。
この時点で保存車両は11両。クハ5号だけをするわけでもないので、長い闘いの始まりです!
コメント
クハ6と違って下津井駅に残置されていただけにひどいいたずらはされてはいなかったのでしょうが、お察し申し上げます。
窓は割られていましたね。他の車両もいたずらや、たまり場になっていた形跡はありました。きれいに保つようになってからは、そのような被害はないですね。