今までのあらすじ
廃墟状態から初めて、内外装の塗装、天井を剥がしての電線の仕込み直しなど、お披露目できる程にきれいになりました。
屋根の傷みはあるので、「いつかやり替えできたら良いね~」と笑顔で終えたのです。
その「いつか」が、そう遠くないうちにやってくるとは・・・
雨漏りの形跡からの・・・
車内に雨漏りの形跡を見つけて、屋根布を交換しなきゃなぁ・・・と軽く考えていたのが始まり。
ひび割れの周辺をタッカーで打ち付けてコーキングして、その場をしのいできた2014年8月のこと。
下津井に台風がやってきました。
屋根布が派手にめくりあがってしまいました。ついでに釘がグスグスだった屋根板の一部も飛んで行っています。
オデコの屋根板の張り方もよくわかりますね。なんて呑気なことは言ってられませんが。とりあえずブルーシートをかぶせてこれ以上の浸水を防ぎます。
とにかく計画と見積もりを!
台風が通りすぎたらとりあえず濡れた部分を干して、損傷状況を確認。計画と見積もりに向けて採寸していきます。
屋根板は釘穴が広がって浮いている状態が多かったので、屋根板を張り替えたうえで屋根布を張らないと、水がたまったり、破れやすくなったりと、不具合が出るだろう、ということで、屋根板も張り替えることに。
直線部分と、オデコの曲面部分の板を採寸していきます。
その間にも、他の作業は続く
クハ5の緊急作業が始まることになりましたが、定期的な塗装をしていくのと、ホジ3やモハ103の大規模修繕も行っているところでしたので、そちらも進めなければいけません。
「大規模修繕は2両ずつ」という、拡大しすぎない方針でいたのですが、致し方ありません。
準備している間に、クハ5をツートンに塗り替えています。屋根布は仮に戻していますが、のっかっているだけなので、少し強い風が吹くとアウトですから、普段はブルーシートをかぶせていました。
2015年11月にはイベントをやってたり。ライトアップすると本当に綺麗です。
屋根の修繕については予算やら仕様やら仕入れ先やらで、いろいろと裏では動いています。
で、年が明けた2015年の6月。
屋根板の一部を切り取ってサンプルにし、屋根布をすべて取り去って、いよいよ本格的な作業が始まる!
はじまったのですが・・・
ここからが泥沼!
(つづく)
コメント
木と水、対極の関係ですね。双方に向き合わねばならないこと、大変でしたね。
このタイミングで・・・というのでどうしたものかと頭を抱えました。