今回の内容
前回の作業で仮窓枠を作成したので、内装の整備に入っていきます。
幸い内装は塗装の傷み程度でしたので、単純にケレン→塗装の流れとなります。
ケレンとは?
塗装が剥げていたり、汚れていたりで、そのままでは塗装がしづらい上に仕上がりも悪く、塗装しても古い塗装ごとはげ落ちると良いことはないので、まずは古い塗装や汚れをはがします。この作業をケレンといいます。
とはいっても、綺麗に木の色が見えるまで剥がす必要はなく、剝がれないものはそのまま残すという程度のケレンです。工業的には、このケレンもいろいろな段階が定義されています。
塗装開始
床などに塗料がつかないように、新聞紙を敷いています。これをマスキングとか養生とか言います。今や定番文具となったマスキングテープ(マステ?mt?)は、元々このための工業用テープだったんですけどね。用途によって様々な色があるのと、絶妙な粘着力に根強いファンがいたことがきっかけだったらしいのですが、ここまで市民権を得るようになるとは・・・世の中わからないものです。
ちなみにそのマスキングテープのメーカーであるカモ井加工紙さんは、岡山県の企業です!
天井の塗装
内装の整備で一番しんどいのは天井。姿勢がつらいんですね。
ちなみに今の日立製作所さんの鉄道車両の製造時は、車体の上下をひっくり返して作業するんだとか・・・製造時しかできない芸当ですね。
ちなみに日立製作所さんの鉄道車両工場は山口県。同じ中国地方です!
次回
内装の塗装をしたら、外装もほったらかしというわけにもいかんでしょう・・・というわけで、車体の塗装です。
コメント
ケレンは私以前の仕事でよく使っていましたので何となく感覚はわかりますね。
ひとつひとつ手仕事というご苦労が伝わってきます。
経験ありなんですね。ケレンも完璧にしようと思えば時間が足りませんし、足りないと塗装がすぐダメになるので、塩梅が難しいですね。