今回の作業
前回までは屋根板をはいだら骨がことごとく折れている!
という状況をお伝えしましたが、ここから屋根の復元に向けた闘いが始まります。
慎重に組み立て方を記録しながらの解体です。ただバラすだけなら一瞬ですが、どこまでバラすのか、何を再利用するのか、考えながらの作業です。
まずは採寸と検討
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原始的な方法ですが、まずは現物から型紙を起こす作業です。
なんだかもう化石ですね。
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それを基に型板を作成して、仮合わせしてみます。車幅が2,000mm弱ありますから、ホームセンターで売っているようなサブロク板(910mm×1,820mm)では一本ものはとれません。
これが2016年3月の様子。
この間も他の車両の修繕を行いながら、作業手順や予算を考えて悶々としながら・・・
分解はじめ
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これでいける!となったところで、分解を始めます。
これが2016年1月・・・1年近く経ってしまいました。
![](http://shimotsui-mdp.org/wp-content/uploads/2022/10/20170128-1-1024x576.jpg)
屋根板も割れてバラバラになってしまうものもあります。側面に近い部分の仕上げが難しそうですね。
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だいぶバラせました。屋根の垂木が乗っていた台木を、折らないように慎重に取り外します。垂木の3本に1本は鉄が入っていました。
ばらしたら下ごしらえ
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ケレンをして、取り切れない錆は薬剤処理で固定化します。
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そして下塗りの錆止めを塗れば、とりあえず大丈夫。
先行して製材所から大きな合板を購入し、大まかにカットして座席に置いてあります。これは型板を兼ねた補強材になります。
次回
ここまでは考えることが主な時間。他の車両に注力していた時期でもあったので、クハ5の作業はずいぶん飛び飛びになってしまいました。次からはひたすら部材を作るという、地道な作業が続きます。
コメント
いわゆる「スクラップ&ビルド」なるやり方ですね。
根気のいる作業、頭が下がる思いです。
根気がすべてですねv