クハ5大規模修繕その2

クハ5大修繕
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今回の作業

前回までは屋根板をはいだら骨がことごとく折れている!

という状況をお伝えしましたが、ここから屋根の復元に向けた闘いが始まります。

慎重に組み立て方を記録しながらの解体です。ただバラすだけなら一瞬ですが、どこまでバラすのか、何を再利用するのか、考えながらの作業です。

まずは採寸と検討

原始的な方法ですが、まずは現物から型紙を起こす作業です。

なんだかもう化石ですね。

それを基に型板を作成して、仮合わせしてみます。車幅が2,000mm弱ありますから、ホームセンターで売っているようなサブロク板(910mm×1,820mm)では一本ものはとれません

これが2016年3月の様子。

この間も他の車両の修繕を行いながら、作業手順や予算を考えて悶々としながら・・・

分解はじめ

これでいける!となったところで、分解を始めます。

これが2016年1月・・・1年近く経ってしまいました。

屋根板も割れてバラバラになってしまうものもあります。側面に近い部分の仕上げが難しそうですね。

だいぶバラせました。屋根の垂木が乗っていた台木を、折らないように慎重に取り外します。垂木の3本に1本は鉄が入っていました。

ばらしたら下ごしらえ

ケレンをして、取り切れない錆は薬剤処理で固定化します。

そして下塗りの錆止めを塗れば、とりあえず大丈夫。

先行して製材所から大きな合板を購入し、大まかにカットして座席に置いてあります。これは型板を兼ねた補強材になります

次回

ここまでは考えることが主な時間。他の車両に注力していた時期でもあったので、クハ5の作業はずいぶん飛び飛びになってしまいました。次からはひたすら部材を作るという、地道な作業が続きます。

コメント

  1. 松本隆 より:

    いわゆる「スクラップ&ビルド」なるやり方ですね。
    根気のいる作業、頭が下がる思いです。

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