前回
主要な材料となる垂木を削り出す作業をひたすらしていました。
続いて、補強となる鉄の垂木を作成し、ひとつの垂木を作っていく作業です。
まずは鉄板を切る
まずは6mm厚の鋼板から、材料を切り出します。
鋼板のサイズは定尺があり、「サブロク」「シハチ」「ゴトウ」と、まあ落語に出てきそうな名前なわけですが、それぞれフィート単位になっています。
「サブロク」はホームセンターの合板でよく見かけるサイズで、3×6フィートですから、914mm×1,820mm。今回の「シハチ」は4×8で、1,219mm×2,438mmです。
ちなみにこれだけで100kg以上あるので、もう動かせません。
サンダーで切るのは大変ですから、プラズマ切断機を借りてきて切断します。
これなら飽きない!
やっぱり飽きる
プラズマで粗方切り出したあと、サンダーで地道に整形していき、さらに1本につき10mmの穴を10か所程度あけて、これを9本。
飽きます
いよいよマッチング
初めに作った合板部分と、無垢の削り出し部分と鉄を組み合わせて、実際に車体に取り付けて仮合わせしていきます。
で、仮合わせが終了しました。合板は接着してあります。
組み合わせがメモしてありますね。鉄垂木とは組み合わせを決めて現物合わせで調整しています。
塗装したらわからなくなってしまうので、忘れずにタグをつけておきます。
やっと取り付けられるところまで来ました!
これが2018年6月のこと。材木の搬入から半年が経過しています。
必要なのは器用さではなく、根気です。
次回
ここまで来たら、あとはスムーズにいくはずです。いよいよ屋根づくり!
コメント
仰る通りですね。この車両が世に出るまでのプロセスを偲ぶことも可能ですね。
自分で触ってみると、1両作って保守するのにどれだけの工程があるのか、理解できるようになりますね。