前回まで
屋根の破損から始まった長い長い補修の道のりも、前回の記事で外装までほとんどが終わりました。
内装も粗方は終わっておりますので、あとは部品単位の仕上げのみです。
今回の作業は、座席の補修です。
座席の状態
活動当初の姿は過去の記事を見ていただきたいのですが、モケット(座席表面の生地)はあってないようなもので、触ると破れるような状態。1つは内部のスプリングがむき出しな状態でした。
そこで生地を撒いて何とかしていたのですが、それも劣化と汚れが目立っていたので、今回の作業でついでに交換します。
まずは止めている釘をすべて抜いていきます。
表面を覆っている生地を取り除くと、こんな感じ。
青いのが、かろうじて残っているオリジナルのモケットです。このとおりスプリングむき出しのものも・・・
中敷きがあるように見えますが、これは最初の補修の時においたドンゴロスです。
下地をつくって生地を張る
このドンゴロスの上に適当なクッションを置き、荷締用の帯を巻いて下地を作っていきます。
ここまですれば、お尻にスプリングが刺さることもなく、安全快適です。この上にさらにウレタン材を巻いて当たりをよくします。
あとはしっかりと張りながら、エアタッカー(空気圧で打ち付けるでっかいホチキスみたいなの)で止めていきます。
座面の他、背ずり(背もたれ)の布もやっていきます。
そして片側ができたところで比べてみましょう!
綺麗ですね。もう半分も同じ要領でやっていきます!
床に散らばるのが闘いの跡ですね・・・
内装の塗装をしていくので、せっかくの新しいシートが汚れないように養生しています。
塗装して部品を使いまわして
戸袋の内窓を取り付け・・・
以外と細かいところが多く、塗装も時間がかかります。
隙間から発掘される窓枠の一部
ついている金具は取り外して、しっかりと再利用していきます。作り直さないとと思っていた金具も、これで賄えました!
仕上げの油引き
まだ作業はあるのですが、もう汚れるような作業がありませんので、床を仕上げていきます。
まずは念入りなお掃除から・・・
これだけでも綺麗なんですが、木床といえば、油引きです!
ちゃんと逃げ場を考えながら塗っていかないと、詰むよ
塗り終わりました。しばらくは鼻をつく香ばしさがありますが、そのうち落ち着きます。
この後の作業
作業はいよいよ大詰め、仕上げの段階です!
が、思わぬことはあるもので・・・
次回、完成??
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